小市民、なにげにサバイブ

発達障害持ちでも素敵に無敵に生き抜いていけるんだ!

詩「うお座の俺と、時々オカン。」

俺を困らせていたもの

一連の商業主義

ジブンを惑わす性的煩悩…やましさを意味するところの。

創造性ノイローゼ

そして、つましさを伴う所在なさ。

この社会に於けるサナギのような俺が居て

成虫になって羽化したくて

のち、羽ばたくためにも

サナギは

この町に やって来たのだった

故郷をあとにしてからの 武者修行の道程と

故郷にいた頃から数え上げられる

参画してきた、そして、執り行ってきた 幾多もの全体主義

……で けっきょくは

故郷のオカンが急病で倒れて この世を去って

俺が 全面的に独立することを余儀なくされてからの 数年間の経路を通じてしか

俺が

羽化して羽ばたく道は

困らせていたものからパーフェクトに卒業する手だては

他になかった…と、いうことに なったわけだ

この町に来てからの

時折この住まいに訪れてくれた故郷のオカンとの思い出たちは

オカンから戴いた 厳しくも心暖かい 言の葉たちは

けっきょくは

バックグラウンドとなって

……あぁ オカンは

レールを敷いていてくれたんだな。

故郷を捨てた こんな どら息子のために…

最後には

その昔、かつてロンドンパンクが主張した

「社会的無秩序の法則性」だったり、「秩序破壊の哲学」だったり

そういう 心ってやつと

つねに何らかの嗜好品がなければ 落ち着いていらんなかった

そんな 身体ってものから

完全に脱却して

黙って導いてくれていた、あの世のオカンに掌を合わせ

~~ありがとうとしか いえません~~